2024年夏の思い出|諏訪旅行②

昨年、2024年7月友人の住む諏訪に2泊3日で旅行に行きました。
今回は、2泊3日の3日目です。
1~2日目はこちらより↓

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前日のお天気とは一変、朝から空は真っ青、暑いくらいの夏日になりました。朝ごはんをしっかりいただき出発です。

目次

3日目は下諏訪巡り

下社の秋宮のすぐ近くに住んでいる友人のいつものお散歩コースなどを案内してもらいました。

下社 秋宮⇒新鶴(しんつる/塩羊羹をお土産に購入)⇒御柱木落とし坂⇒慈雲寺⇒下社 春宮⇒アイス休憩⇒万治の石仏二十四節氣 神楽(お弁当受け取り、おみやげ購入)⇒宿で昼食⇒下諏訪駅から特急あずさで帰途

下社秋宮

宿・友人宅からすぐ近くの秋宮参拝からスタート。
緑の濃い、鎮守の森の中に、秋宮の社殿は友人のいつもの散歩コース。

諏訪大社のサイト下社秋宮よりお借りしました
 秋宮 神楽殿

いつも送ってくれる自然の写真はここから届いているんだな~と下諏訪の守り神の社をしばし散策しました。

秋宮 幣拝殿

立派で美しいお社です。
日差したっぷりでどこを見ても美しい。

朝6時前の朝御饌祭(あさみけさい:朝の神様のご飯を運ぶ祭祀)には今回は参加できませんでしたが、いつか伺ってみたいです。

御柱

友人の案内で、幣拝殿の四隅に立つ御柱も見ました。
下は幣拝殿の右側の一之御柱と、右後ろに立つ四之御柱

秋宮 一之御柱

ご神木と御神体を拝す神社
諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がありません。下社秋宮はイチイの木を、春宮は杉の木をご神木とし、上社や御山を御神体として拝しています。
古代の神社には社殿がなかったともいわれており、諏訪大社はその古くからの姿を残している神社といえるでしょう。

御柱祭
秋宮 四之御柱

諏訪の御柱祭りはニュースで見たことがありますが、この御柱のことなのですね。

上社前宮本宮、下社春宮秋宮それぞれの4社に4本ずつ社を取り囲むようになっているということです。

白松と呼ばれる三葉の松。落ちていた枯葉は三葉、ちょっとボケてしまいましたが記念に一枚。

かわいいおみくじ

御柱 木落とし坂

下社から少し離れたところにあるのが、木落とし坂。
7年毎にある御柱祭りの時はここから御柱を落とすそうです。

御柱祭山出し最大の難所「木落し坂」
七年に一度執り行われる「御柱祭」では、直径約1m、長さ約17m、重さ約10t 以上にもなる樅の巨木を山から曳き出し、諏訪大社四宮の社殿の四隅に建てます。この勇壮な祭りの前半、山出しのクライマックスが「木落し」で、ここ「木落し坂」はその舞台です。
氏子たちがまたがった巨木が、傾斜35度長さ100mの急坂を一気に曳き落とされる様は「男見るなら七年に一度諏訪の木落し、坂落とし」とうたわれるように勇壮そのものです。

おいでなして しもすわ 木落とし坂(下社)

ニュースで御柱が坂を下る様子は何度か見た記憶がありましたが、上から見るとなかなかの急斜面でした。木落としの様子は危険を感じるほどの大迫力ですが、10t以上の巨木を人の手でここまで運ぶのも大変なことですね。

慈雲寺(苔寺)

春宮へ向かう途中、立ち寄った慈雲寺。
友人のお母さんから「苔がちょうどきれいだった」とすすめていただいたお寺です。

山門までの苔がお日様を受けて本当に美しかった。
ほかに観光客がいなかったため、貸し切り状態でちょっと神秘的でした。

境内も枯山水と庭園が美しく、
山門を入って右手の天桂松の枝ぶりは立派で芸術的でした。
お天気の日だったため、大変美しく、人もいないため、静謐ということばがぴったりでした。

裏手のお庭も素晴らしい。日陰でホッと一息。
心が洗われるような静けさがぜいたくでした。

ここはぜひまた来たいです。

慈雲寺の枯山水と池泉庭園の詳しい説明が庭園ガイドさんにありました。
ご興味のある方はぜひ↓

下社 春宮

画像『おいでなして しもすわ 諏訪大社下社春宮・下社秋宮』より
画像『おいでなして しもすわ 諏訪大社下社春宮・下社秋宮』より

慈雲寺から階段を下りて春宮へ向かいました。
春宮はお昼前のためか、観光の方でにぎわっていました。
写真をなぜか撮っていなかったため、『おいでなして しもすわ』よりお借りしています。春宮の歴史など詳しくは↓

春宮を参拝するともう暑さでバテバテ💦
万治の石仏へ向かう途中、和風カフェでソフトクリームをいただきホッとひと休み。
体が外からも中からも冷え、元気が回復。
シャインマスカットのソフトクリームが美味しかったです。

万治の石仏

川の流れが速いことに驚きました

二十四節氣 神楽

帰りに、昼のお弁当を秋宮の前の神楽さんへ取りに行き、お土産のお味噌や七味を購入しました。
お隣にはバームクーヘンのお店も併設されています。

神楽の店主さんは友人のお兄さんです。
少しご挨拶もさせていただきました。

お昼のお弁当だけでなく、前の晩の美味しいお弁当(お料理)をありがとうございました。
ご厚意でいただいたバームクーヘンも美味しかったです!

昼食・帰途へ

宿に戻り、風の通る涼しい食堂をお借りして冷たいお水と紅鮭の『のり弁当』をいただく。気持ちは満足、体は暑さでバテバテでしたが、冷たいお水でしばらくすると生き返りました。

シンプルなのに、ひとつひとつの素材に神楽の店主さんのこだわりが詰まっていて、とても美味しかったです。
ホッとする幸せなお弁当でした。

お弁当はいろいろあり、他のお弁当も美味しそうです!

2024年7月のお弁当のラインナップです

前の晩(神楽のステーキ弁当)、宿の朝食としっかりいただいているため、紅鮭弁当にしましたが、若い頃ほどたくさん食べられなくなった私にはちょうどよかったです。

次回はお店で作りたてのお料理をいただいてみたいです。

* * * * *

帰りは夕方に下諏訪駅に泊まる特急のため、宿でそのままゆっくり涼ませてもらいました。
暑さに慣れていない体はグッタリ。
旅行を楽しむためにも、もう少し体力をつけないとと痛感しました。

駅まで送ってもらい、友だちと別れ、
スポーツドリンクと涼しい電車で体を冷やしながら帰途へ。

帰り道は行きと一転、停車駅が多い日曜日の夕方の便は、大月の辺りで富士山帰りのなのか、大きなザックを背負った登山帰りと思われる人たちがたくさん乗り込んでこられ、満席でした。

まとめ

友人や友人ご家族のおかげであたたかく、充実した旅になりました。
友人とおしゃべりを楽しみながら神話の時代から続く諏訪大社・慈雲寺巡り、信州の豊かな自然に触れ、温泉や美味しいものもいただき、とても有難く幸せな時間を過ごせました。

友人の育った下諏訪の魅力に触れ、改めて彼女が温泉をこよなく愛する理由や、毎朝散策する下社秋宮を大切に思う気持ち、信心深さを知ることもできました。

友人の話では、コロナ禍の後、観光客が戻ってきて忙しくなっているというお話ですが、昔に比べると観光の人が少なくなったという下諏訪。
住んでいる人も減っているそうです。
今回は友人の案内があったため、人々の営みが見え、昔から諏訪大社と温泉を大切にしてきた町は温かく、友人のお姉さんやお兄さんたちが下諏訪を盛り上げていると感じました。

友人の「また来てね」「気楽に来てね」の声に
またぜひ伺いたい。
何度でも伺いたいなと思いました。

次は、春か秋、今回とは違う季節を楽しみに伺いたい。
GW明けの花々が一気に咲く季節か、秋の紅葉の頃に。

リウマチになる以前、冬は好きな季節でしたが、寒いとリウマチの痛みやこわばりが出やすいし、何より感染予防の点から長距離の電車の移動は避けたいのです。

今年は春は風邪をひいて終わったため、秋に友人に会いに行けたらいいなと思っています。秋が難しければ、来春にぜひまた会いに行くよ!
たくさん歩けるようもう少し体力をつけよう。

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