こんにちは、Nocoです。
今回は先月(5月)に漬けたらっきょうの話です。
らっきょうの強さ
車の中がすごいにおいだよ
先月の週末、夫が買い物に行こうと出先から夕方私を迎えに来てくれた。
ドアを開けたら、すごくにおう。
にんにく?
ねぎ?
パンチのある香りが充満している。
「何を買ったの?」と聞くと
夫が「鳴門のらっきょう(漬け)が売ってたから買った」。
袋はずっしり。1kgも買ったの?
夫はらっきょう好き。
義母の出身『鳴門のらっきょう』を見つけてうれしかったようですが、多くない?
お裾分けするつもりだったのかな。それならいいか。
それにしても、車中らっきょうの香り。
漬け込んだものにしては、においが強すぎないだろうか?
らっきょう漬けの思い出
「そういえば、5月中旬は生のらっきょうが売り出す時期だね」と思い出す。(この時点で私たちはまだ『生のらっきょう』だと気づいていません)
もう17~18年前でしょうか。
1回生のらっきょうを買って漬けたことがありました。
味噌だって自分で作るとあんなに美味しくできるのだから、
らっきょうも自分で漬けたらすごく美味しくなるのではないか⁉と期待を込めてパルシステムで根付きのらっきょうと、漬け込み液を購入。
下処理がなかなか大変で、次回やるなら下処理をしたものにしようと思ったのでした。
それでも当時は、まだ若かったし、病気になる前で、まだ元気でした。
手作りすることが好きなので、作業自体はとても楽しかったです。
数週間後、たまり漬けのような立派ならっきょうができました。
でも、残念なことに、
夫の好みではなかったらしい。
夫が喜ぶかと思って漬けたので、私はちょっとショックを受けました。
夫は市販で売っている小粒の甘いのが好きなのかと学び、
その後は好きならっきょうを買ってもらえばいいと二度と作ろうとは思わなくなりました。
そんなことを思い出しました。
こんなに漬けてどうしようと、思ったらっきょうたちは、幸いにも、実家の母や妹には好評で、たくさん食べてもらえました。🙌
今回も『生のらっきょう』だった
買物が終わって帰宅後、らっきょうの袋を見たら、
なんと生!
生らっきょうだったのですΣ(゚Д゚;エーッ!
下処理はしてありますが、これから漬け込む用でした。
夫は「え?」「ごめん」(完全に漬け込んだものだと思っていた)。
* * * * *
それならこの強烈なにおいは納得!
でも、今晩これから(私が)漬けるの?
私はやりたくない…けれど、夫はもちろんやりません。
5/17 らっきょうを漬ける
翌日は予定があり、
家に持ち帰ったらキッチンが強烈なにおいで、このまま置いておけません。
仕方がない。
食後に9時頃からレシピ検索し、漬け汁を作ることになりました。
「カンタン酢があるからいいじゃない!」と思って一応ネットで検索すると、ミツカンのサイトに「らっきょう漬けはできません」。
私と同じように考える人いるのですね。わかる~!
そうなの?とちょっとがっかりしましたが、次に私の好きな【NHKみんなのきょうの料理】で検索。ありました!
【堀江ひろこさん|簡単らっきょう漬け】
NHKきょうのみんなの料理|きょうの料理レシピ
下漬けの手間いらず、失敗知らずのらっきょう漬け。だれが漬けてもカリカリに仕上がります。
ーーーーーーーーーーーーー
材料
・らっきょう 1kg
【甘酢】
・酢 カップ1+1/2
・水 カップ1+1/2
・砂糖 カップ1+1/2
・粗塩 大さじ3
・赤とうがらし(種を抜く)1~2本
講師 堀江ひろこ 簡単らっきょう漬け


漬け汁は酢、水、砂糖が同量。あと粗塩を煮たたせる。
酢がちょうどあったのでよかった。
唐辛子は輪切りしかないけれど、いいでしょうと適当に入れました。
漬け汁を冷ます間に
らっきょうを水洗いし、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。

今年は梅シロップや梅酢はお休みのため、ビンも空いていました◎
量が多いし、においが強いので、大きな密閉ビンは必要。
ビンは煮沸消毒といいますが、大きいため、アルコール(ドーバーパストリーゼ)でたっぷり消毒しました。
ドーバーパストリーゼは、食品にそのままかけられるし、我が家では、消毒やお掃除の必需品。
らっきょうをビンに詰め、冷めた漬け汁を注ぐ。
ビンの漬け汁の表面をラップで覆い、蓋を閉める。
保存は冷暗所というので、新聞でグルグル包み、ビニール袋に入れて終了。
今日の日付と、簡単にレシピを書いたメモを貼る。
3週間後には食べられるため、6/7以降、食べ頃は1年間。
美味しくできますようにーーー☆‼
6/14 らっきょう開封 さあ実食!

いよいよ開封です。
果たして美味しくでているかちょっと不安。

新聞をはがすと、密閉ビンなのに、新聞にらっきょうのパンチのある香りがほんのりついています。

見た目は美味しそうです。
琥珀色の純米酢と精製していない砂糖を使っているため、色は茶色っぽい。

開けてみると、
やっぱりパンチのある香り。
取り出して食べてみると、
うーん、美味しいけれど、
らっきょう自体の味が強いので、市販のかわいいらっきょう漬けとは全然違います。野性味があって生薬のような、栄養が詰まってそうな味です。
そう、お薬って感じです。
あと唐辛子が多かったのか、ちょっと辛い。
以前作った時もこんな感じだったような?
そのままつまんで食べるよりも
ご飯に合わせてみると、しっくりくる美味しさでした。
ちょっとホッとしました。
あまりのワイルドな味に、「こんなにたくさんどうしよう…」と思っていたので、ちょっとホッとしました。
私はらっきょうはほとんど食べないのです。
後日、実家の月1ランチに持って行き、
ビンに詰め、母や妹にも味見をしてもらいました。
妹「ワイルドだね」
母「なめらかさがないのね」
二人ともイマイチの反応でしたが、妹は「らっきょうは栄養があるんだよ!甘酢漬けは好きだから」と持ち帰ってくれました。
もうちょっと食べやすい味であれば、
お友だちにもお裾分けしやすいのですが。
もっと美味しくつける方法があるのかな??
でも、もうこれでらっきょう漬けは卒業です。
* * * * *
【後日談】
先日実家に行った時に母は大きめのジャムのビンに詰めたらっきょうをもう完食していました。
母「意外と美味しかったわ」。
それでは、また追加で次回持って行こう!
らっきょうの栄養
らっきょうを食べた後、いつまでもらっきょうの味がしっかり残るほどのパンチのある味。
ネギやにら、にんにくのようなパワーを感じ、食べるお薬のようだと思ったら、漢方薬としても使われるし、栄養も優れていました。
・健胃、整腸、食欲増進などの作用があるといわれ、漢方薬として使われることもあります。
【管理栄養士が解説】らっきょうの効能は? 広田千尋
らっきょうに期待される効能や含まれる栄養素:
【管理栄養士が解説】らっきょうの効能は? 広田千尋
・糖や脂肪の吸収を穏やかにする【水溶性食物繊維】
・抗酸化作用でがん予防や老化防止を期待【ビタミンC】
・高血圧やむくみ対策に摂りたい【カリウム】
▼らっきょうはアリシンも豊富:
【管理栄養士が解説】らっきょうの効能は? 広田千尋
ビタミンB1の吸収を高め、疲れから体をサポートしてくれる。
▼らっきょうには冷え性改善の働きも⁉:
中国の伝統的な医学である中医学では、生姜や唐辛子、らっきょうなどの「温性」と「熱性」に分類される食べ物が体を温めるとされています。
らっきょうには、消化を促してくれる働きがあるそうですが、食べすぎると反対に刺激になるとのこと。
目安は1日3~4粒。
5~6月に漬けて、1年くらい食べられるというらっきょう漬け。
これからの暑い季節にぴったり、理に適った食べ物なのですね。
【管理栄養士が解説】らっきょうの効能は?効果的な食べ方や1日の目安の個数について知ろう
https://tokubai.co.jp/news/articles/4536
美味しく食べて、元気に過ごそう
甘酢漬けのため、よく『あじの南蛮漬け』に刻んで入れるのですが、
夏野菜の揚げびたしなどにも合いそうですね。
お肉を焼いて合わせてもいいかもしれない。
栄養もたっぷりと分かったので、最後の手づくりらっきょうをどんな風にすると美味しく楽しめるか、好みの食べ方を探してみたいと思います。
デリッシュキッチンにもいろいろレシピがありました👀!

お読みいただきありがとうございました。
また梅雨はどこへ?という暑さですので、どうぞご自愛ください。