愛犬に育てられた私たち

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虹の橋を渡って11年

Copilotで画像作成にはじめて挑戦した昨日は、我が家の娘のような愛犬Kちゃんが虹の橋を渡った日でした。
あれから11年。

私がリウマチになる1年半前でしたので、まだフルタイムで働いていた頃。

その年の6月、Kちゃんの顎にポツンと硬いものがあることに気づきました。
それが腫瘍と分かった後は、13歳後半だったため、かかりつけの獣医さん(先生)と相談し特別な治療はせず、定期的に先生に診ていただきながら、できるだけ一緒に過ごすことにしました。

Kちゃんは先生を大好きでしたので、通院を嫌がらなかったのは助かりました。

8月の夏休みはずっと一緒に過ごしました。
椅子に座ると足元に、ソファに座る時や寝る時は横にぺったりくっついていました。

Kちゃんは13歳になる頃、耳が聴こえにくくなり、においにも鈍くなっていましたが、夏休み明けの朝、目が見えなくなっていることに気づきました。

それから2週間後に旅立つまで、体が急激に衰えていく様子にドキドキする毎日でした。
それでも、Kちゃんは抱っこをすると安心して体をあずけてきました。

Kちゃんは初めて飼った犬で、
子どもの頃飼っていたネコとは勝手が違うことがたくさんありました。

赤ちゃんの頃から、やさしく穏やかで、自分のことを人間だと思っているようで、犬より人が好き。

私たち夫婦をつないでくれる『愛犬はかすがい』。
細やかな気持ちも通じ、大切な娘のような存在になりました。

病気が進み体が辛くなると困った表情をすることはありましたが、穏やかに命を生き切る健気な姿に動物ってなんて立派なんだろうと、尊敬の念すら抱きました。

私のベッドから落ちてから最期の数日は、囲いを作りペットシートを敷き詰めた中に犬ベッドをおきました。
8月31日の夜11時過ぎに「おやすみ、また明日ね」と離れて1時間もしないうちに「Kちゃんが息してない」と夫に叩き起こされました。
私が抱き上げた瞬間にちょうどKちゃんは天国に旅立った。お印があり、お別れの瞬間に立ち会えたことが分かりました。

最期の晩の写真を見ると、いまだに胸がギュッとしますが、本当に最期まで力の限り生ききる、あっぱれな人生ならぬ犬生でした。
最期まで立会わせてくれる親(飼い主)孝行な犬だったと思っています。

悲しみと大きな慰めと

翌日お休みをもらい、夕方獣医さんに紹介してもらったペットの供養をしているお寺で個別の立ち会い葬ができました。
我が家にきてくれてありがとう。
大好きだよとお別れしました。

動物愛護の会で、親切丁寧に対応していただくと、悲しいけれどどこか安心したというか、清々しい気持ちになりました。
丁寧に対応してもらうと気持ちが慰められることを感じました。

その後、夫が予想以上に憔悴し、もう一匹の11歳のMちゃんも不安定になり、私はいつも通り明るくふるまいました。
気を張って過ごす毎日に少し疲れてきた頃に、獣医さんの温かいことばに救われました。

赤ちゃんの頃からずっとお世話になっていた獣医さんに報告を兼ねてお礼状を送ると、留守電にメッセージを残して下さったのです。

獣医さんの留守電メッセージ
「Kちゃんも14年間を感謝して喜んで旅立ったと思いますよ

仕事から帰宅後、
先生のメッセージにホロリと涙がこぼれました。

一言やさしいことばに「ああ、できるだけのことをやったんだな」初めてホッと力が抜けるような気がしました。
『ことばで癒す』という通り、先生の一言で慰められ、気持ちが少し軽くなった。

新たな2人1匹の生活に慣れるのに1ケ月くらいかかりましたが、だんだん新しい生活のペースに慣れていったのでした。

たくさんの幸せをもらう

2000年冬 はじめてのお散歩

私は子どもの頃ネコを飼ってましたが、犬はKちゃんが初めて。
Kちゃんは、かわいいだけでなく、やさしく賢く、人の気持ちがよく分かる子で、一緒に暮らす14年弱の間に、大切なことを一つ一つ教えてくれました。

何より「いい子だね」「かわいいね」は魔法のことばであること。
そして、大好きだよと伝えることが何より大切だと学びました。
好きなこと楽しいことをすぐ覚えていくこともよく分かりました。

我が家に迎えてから最期まで「いい子だね」「かわいいね」と一緒に暮らすことで、私たち夫婦はどれだけ癒され、心身の健康を守られたでしょう。

Kちゃんは甘え上手で、いつも一緒がよくて『チーム一緒』だよね、なんてよく笑ったのですが、その温かいぬくもりに私たちはどれだけ幸せをもらったでしょう。

感謝しかありません!

2匹に教えてもらったこと

Copilotで作成 そっくり笑

Kちゃんが2歳半の頃、Mちゃんを迎え2匹になりました。
Kちゃんは賢く、Mちゃんはマイペースでゆっくりさん。

個性があるのは頭では理解していましたが、実際に犬育てをしてみると、1匹目はスムーズでしたが、2匹目は同じようには全くいかないことばかり…。

かわいい2匹に癒されると同時に、個性や犬育ての難しさをたくさん学ばせてもらう日々。

いろんなことを試行錯誤した結果、

何かができるからいい子、
素晴らしいのではなく、
ただ一緒にいてくれること、
大切にいつくしむ(大好きでいる)こと、
大切に思い合うことが
何より重要で幸せなことだと教えてもらいました。

ことばにすると至極当然のようで、実践するのは難しいことを2匹との生活からたくさん教えてもらいました。

犬育ては、Kちゃんが天国に行った後の1匹になった老犬Mちゃんと暮らした5年間で更に大きな学びが待っていました。

マイペースな老犬Mちゃんが、別人ならぬ別犬のような忠犬に変身し、リウマチ発症後の私の自宅療養を支えてくれる精神的なサポート犬になったのです。

ものすごく大きな変化に驚くとともに、犬も人と同じ、『関係性で変わること』『相手に合わせたコミュニケーションの大切さ』をたっぷり経験できました。

赤ちゃんの頃から1匹でゆっくりじっくり育ててたら全然違う性格だったのでしょうね。

お陰で私も少しずつ価値観が変わり、一歩一歩成長できました。

そして、2匹が生きる姿、
10数年の命を最期まで生ききる姿に
最後に大きな深い学びをいただきました。

お世話しているようで、私の心を育てていただいていたんだなと改めて気づかされました。

きっと、2匹との暮らしは、親子を相手にする臨床の仕事の上でも、スタッフ同士のやりとりにも、大きな影響があったと思います。

また、私がリウマチや喘息で体調が悪化した時にも、前向き過ごせた理由の1つは、Kちゃんが命の限り生ききる姿を見せてくれたからだと思っています。

Kちゃんが天国に行って11年、
家に飾る写真、スマホやPCの壁紙の2匹写真と温かい思い出に今も私たち夫婦は守られています。

私がいつか命の終わりが来るときは、ネコのMちゃんと一緒に迎えに来てねとお願いしてあるのです笑
それまで頑張らないと!

Copilotで写真を読み込んでみた

昨夜夫が帰宅し、Copilotやってみたよと伝えると写真を読み込んで作る方法を教えてくれました。

『+』でアップロードするだけ!

写実的に作成してもらうと、わが子そっくりでトキメキが止まりません笑

はじめ伏せをしている画像から散歩している絵にしてもらったため、足元がちょっと不自然ですが十分です。素晴らしい🌟

デジタル音痴の私でも、
AIの威力を使うほどに実感できそうです!


ペットは情操教育に良いと言われますが、これは本当です。
ネコももちろんいいですが、犬も格別です。

私はどちらも大好き。
体は小さくとも、偉大な先生ですよ🌟

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