昨日、カステラの記事を書いてから
懐かしいCMソングが頭の中に繰り返し流れています。
子どもの頃大好きだった懐かしいCM
【文明堂のCM ♪ 】
カステラ一番 ♪
電話は二番
三時のおやつは文明堂~~♪
昭和の時代の子どもの頃
当時横浜市民の私には、カステラというと文明堂でした。
そして、文明堂のCMが大好きでした。
YouTubeをチェックすると、白黒とカラー両方ありました。
今は本当に便利な世の中ですね👀!
それより、文明堂に東京文明堂と横浜文明堂があったの?
白黒のCMは横浜文明堂。
ザ・昭和!
お人形も手作り感があって動きもすべて素朴でかわいい♡
こちらは東京文明堂。
1990年代~今もなお放映中。長年多彩なバリエーションのCMを制作・放映してきましたが、ここで原点に立ち戻り、仔グマのカンカンダンスの本来の楽しさをじっくり見ていただくために初代バージョンをリメイクいたしました。
YouTube 文明堂東京 カンカンダンスカラー篇
はじめこのカラーを見て、「あれ?こんな人形だったっけ?」と思ったら、東京文明堂のカラーの方は初代バージョンのリメイクとのこと。
その後に、横浜文明堂の白黒を見つけました。
素朴だけど白黒の昭和の物と比べると、人形も動きも洗練され、ピアノや歌声、録音技術もいいですね。
私の幼児の頃には、まだ白黒TVがありましたが、このCMはカラーの記憶です。
それに、最後は尻尾を振っているシーンがなんともユーモラスでかわいくて大好きでした。
オッフェンバッハ作曲の『天国と地獄』のメロディーをアレンジした曲。
子どもの頃は、曲名を知らなくても、運動会の音楽としてみんながよく知っているメロディーです。
つい口ずさんで歌いたくなる絶妙なCMですよね☆
ネコではなくで仔グマ
ダンスをするお人形は耳がネコちゃんみたいだけど、クマちゃんなのですよね。
このエピソードの記事も文明堂サイトにありました。
文明堂では、このCMを昭和37年から放映。
その作製秘話が面白いのです。
文明堂では、子どもたちに何とか印象的なCMを作りたいと、当時マリオネットショーで人気を博していたオーストラリア人のノーマン&ナンシー・バーグ夫妻に交渉し、このCM作りに至ったそうです。
人形はバーグ夫人の手作り。
名前はないけれど男の子2匹、女の子3匹。
はじめは当時欧米で人気のあったネコだったそうです。
ところが、日本では当時は、ネコよりクマの方が人気があったため、交渉をして仔グマになり、ネコのしっぽが残っているというエピソードがすごく面白い。
私も久しぶりにCMを見て、最後にしっぽを振っているかわいい姿にキュンとしたものの、『でもクマだったよね?しっぽが長いのはなんで?』と思ったらそういうことでした。
詳しいエピソードはこちらより↓

確かに、子どもの頃、クマのぬいぐるみがたくさんありました。
ネコのぬいぐるみはあまり記憶がありません笑
メロディーに歌詞も、かわいいダンスも最高です♪
子どもの頃は知らなかったけれど、これはカンカンダンスだったのですね。
朝からかわいい~♡と気持ちがホッコリ、元気になりました。
私は映画などもメイキングが好きなため、作製までの物語、裏話が大好きで、更に興味深く感じます。
当時は圧倒的な男性社会、子どもに印象に残る楽しいCMをおじさんたちが一生懸命考えていたのでしょうね。
カステラ一番、電話は二番
なんで「電話は二番」? 文明堂のキャッチフレーズ
文明堂
新しい局が開局されるときはすぐさま二番を買い取り、全店の電話が「二番」となった1935年、電話帳の裏表紙に大きく「カステラ一番、電話は二番」と広告を出しました。
文明堂のCMのエピソードもいいですね。
ああ、文明堂の『文明』は文明開化の文明なんですね~!
そして、現在も電話の末尾は「2」番。
「-0002」「-2222」だそうです!
文明堂は長崎の総本店からのれん分け
長崎の総本店の他に、東京文明堂と横浜文明堂?
文明堂は一つだと思っていたのにたくさんあることにで驚きました。

歴史を見ると、1900(明治33)年に長崎の中川安吾郎氏が創業後、1922(対象11)年、弟・宮崎甚左衛門氏が東京に進出。
その後各地にのれん分けをし、現在は総本店の他に文明堂は東京グループ、神戸、横浜、浜松にあるそうです。
それぞれ独自の商品もあるとんのこと。そうなんだ~!
文明堂総本店の歴史
サイトを見ると、とっても重厚、歴史を感じます。
1900年に創業だそうですから、120年だそう。
あれ?125年ですよね?
オリジナル焼印カステラはステキ!
一度見て見たいです。
東京文明堂のカステラの歴史・作り方
東京文明堂が100周年で作られた動画。
カステラの歴史を見ると江戸の時代からの歴史に触れられるようでとても面白い。カステラのルーツや歴史や五三カステラの作り方を楽しく学べます。ほのぼのかわいい動画です。
昨日の記事、パルシステムの産直たまごのカステラを作っている和泉屋さんの五三カステラについて触れましたが、五三カステラは卵の黄身と白身の割合から来ているのか~!と納得。
今は便利なオーブンや改良さえた調理器具がたくさんありますが、100年以上前は、全て手作業で作り手の方々のたくさんのご苦労があって、長崎のたくさんのカステラ店舗が美味しいカステラを生み出してきたんだな~と思いを馳せました。
スペシャルの名前にふさわしい親子で楽しめます。作り手の思いを受け取るステキな動画でした。ぜひご覧になってみてください。
文明堂の歴史@横浜文明堂
それぞれの文明堂のサイトに歴史が記されていますが、横浜文明堂の記事もいい。
カステラ一番電話は二番のCMは、
改めて見てみると、やっぱりかわいい。
ちょっと疲れた時にユーモラスでくすっと笑える。
今でも大好きです。
* * * * *
懐かしくかわいいCM動画をご紹介するつもりが、思いがけずカステラや文明堂の歴史を知る内容に代りました笑
私は映画などもメイキングが好きなため、作製までの物語、裏話が大好きで、そんな話を知ると更に興味深く感じます。
文明堂さんの歴史を読むことで、明治、大正、昭和の時代の『ものづくり』に触れられた気がしました。
カステラに限らず、昔の人たちは現在の便利な機械、器械のない時代、丁寧に手作りで試行錯誤を続け改良を重ねてこられた。
日本の『ものづくり』の細やかさ、改善を怠らない向上心は昔から脈々と現在に受けつながれているもので、DNAに刻まれているのかも!と感じ入ったのです。