お彼岸の今日は、母方の祖母の命日。
もう亡くなって半世紀以上。
祖母は、私の生まれる少し前に他界したため、私は会ったことがありません。
当時、母のお腹には私がいて、母は大きなお腹をかかえて祖母の介護をしていたとのこと。母は初めての妊娠中。祖母も母もいろいろな思いを抱えていたのだろうと大人になって思い至るようになりました。
ほとんど祖母の生前の姿を語らない母ですが、戦後まもなく、若くして夫(私の祖父)を亡くし大変な苦労をしたとのこと。
また、私が子どもの頃は、祖母は「がんだった」と聞いていたのですが、
私と同じ「関節リウマチでもあった」と、9年前私がリウマチになって初めて知りました(それ以前にも聞いていたのかもしれないけれど、覚えていません💦)。
がん治療もですが、リウマチ治療も、50年以上前の当時は現在のような有効な治療薬もなく、それは大変な痛みで、炎症により関節の骨が壊れて変形し、歩けない状態だったそうです。
祖母の当時のリウマチとがんの痛みと想像すると、胸が苦しくなりました。
私はリウマチ発症時、急激に体のあちこちに痛みが広がりました。現代のよい治療薬があっても薬が効き始めるまでの1ヶ月は耐え難い痛みに襲われました。
あの時の痛みを思うと、祖母のリウマチとがんの痛みはどんなに辛かったただろう、私の想像をはるかに超える痛みやしんどさだっただろうと。

生まれた時からいない母方の祖父母に会いたいと思った記憶はほとんどありません。
それが、私もリウマチになり、子どもの頃お墓参りをした記憶がある程度だった祖母に急に親しみを感じるようになりました。
会ってみたかったおばあちゃん、人生の先輩、リウマチの先輩、リウマチ仲間として。
また、母が成人した孫を幼い頃と変わらずに慈しむ姿に『私もおばあちゃんと一緒に過ごせたらよかったな』と思うようになりました。
そして、祖母も『孫(私)が生まれるまで頑張って生きよう』と思っていたかもしれないと、これを書いて初めて思い至りました。
今もし祖母に会えるなら、
「戦争後の大変な時代をたくさん働いて、頑張って生きぬいたね」
「おばあちゃん、病気でたくさん痛い思い、つらい思いをして大変だったね。たくさん頑張ってえらかったね」と、ねぎらいを込めて、やさしくハグをしたい。手や背中をやさしくなでてあげたい。
「私もリウマチになっちゃったけど、
今はお薬が良くなって、リウマチは『寛解』の状態を迎えられる人が増えているんだよ。私もお陰様で寛解になり元気だよ!」って。
幼い頃一緒に遊びたかったね。
桜も一緒にに行きたかったね🌸
「いつも見守ってくれてありがとう。お母さんをこれからも見守って下さい。」
「いつかお空で会おうね」そんな気持ちを込めて空に向かって手を合わせます。

会ったことないけど、
おばあちゃん大好きだよ♡
同じく会ったことのない
天国のおじいちゃんにもよろしくね。
いつか天国で会えたら、一緒にたくさんお話をしようね!
