先月、数年前から迷っていたヨーグルトメーカーを購入しました。
今回はちょっと長めです(3800文字以上)。
ヨーグルト作りに危険な季節⚠
朝のフルーツヨーグルトは私のお腹の健康のもとです。
しかし、気温が上がる梅雨時から夏の間は、私のお気に入りのカスピ海ヨーグルトがピンチの季節。
なぜピンチなのか?
それは、毎週常温でヨーグルトを作っているからです。

特にヨーグルトの種菌から作り直す時は大ピンチ。
①通常は種菌となるヨーグルトを入れて常温で7~8時間程度。
②作り直す場合は、パウダー状の種菌を入れて常温で1日半(36時間)以上。
1日以上常温に出しておくと、
梅雨時から夏の暑い時期には、傷んでしまうのです。
ヨーグルトになる前に傷んだすえた臭いがすることがあり、泣く泣くさようならをすること数回。
毎年この時期に失敗する度に、ヨーグルトメーカーを買おうかと思いながら、涼しくなるまで市販のヨーグルトを買っていました。
カスピ海ヨーグルトの取扱説明書には、月1回くらい種菌を新しくするように書いてあるため、梅雨~夏が鬼門です。
年々夏が長くなっています。
6月から10~11月の初めまで暑い。
つまり、常温でヨーグルトを作るのに適さない時期が長くなっています。
できるだけ健やかに!
そもそも、健康のために、ヨーグルトを食べているのですから、
・傷んだものを食べて不用意にお腹をこわすのは避けたい。
・定期購入の牛乳も美味しく消費したい。
私は、抗リウマチ薬で免疫抑制しているため、風邪など感染症が悪化しやすくないます。
一番気をつけるのは肺炎のようですが、お腹を壊してもひどくなるらしい。
以前かかりつけの先生に聞き、用心を続けています。
できるだけ危険を避けつつ、健やかに過ごしたい。
妹や甥にも「ヨーグルトメーカーいいよ!安いよ」と聞き心が動く。
退職後、以前より節約モードになり迷っていましたが、
『安心・安全に作れるヨーグルトメーカーを買った方がいいよね?』とようやく購入する気持ちになりました。
ヨーグルトメーカー『ビタントニオ』購入

はじめは、
カスピ海ヨーグルトの種菌の箱に入っているチラシのヨーグルトメーカーを買おうかと思っていましたが、ネット検索してあちこちに登場するのが
Vitantonio『ビタントニオ』。
おしゃれな名前で
海外メーカー?と思ったら読んでみると、なんと日本メーカーの製品。
私はできれば日本製や日本メーカーの物を買いたいです。
・株式会社三栄コーポレーション(SANYEI CORPORATION)
・原産国は中国。
ビタントニオの歴史
1999年、日本の調理家電ブランドとして生まれたビタントニオは代表商品であるワッフルベーカーと、そこに寄せられたたくさんのお客様の声と共に歩み続けてまいりました。
牛乳パックで作ることもできるし、
専用の容器もついている。
そして、便利な
・水切り用ネット:水切りヨーグルトもできる
・便利なスプーン:牛乳パックの中を混ぜやすい、すくいやすい。
先はシリコン製なのか、しなるため使いやすい。


機能がいろいろ、作れるものもいろいろ
温度設定もいろいろあるのも惹かれたポイントです。
25~70℃の幅広い温度設定と99時間タイマーで、カスピ海ヨーグルト、のむヨーグルトから発酵食品、温泉卵や低温調理まで
✅ヨーグルト・乳製品:25~40℃
✅発酵食:25~60℃
✅温泉卵・低温調理:60~70℃
今まで温度調整が難しかった甘酒や、
常温で発酵を促していた塩こうじなども簡単にできます。
なんて便利なんだろう。
これはうれしい。
よい買い物だったかもしれません。
ビタントニオで湯田ヨーグルトを作ってみる!

開封したての牛乳パックから少し牛乳を取り分ける。
種ヨーグルトは、牛乳の量の10%
いつもはカスピ海ヨーグルトですが、
1ケ月以上作り続けて食べきってしまったため、
今回は湯田ヨーグルトで挑戦です。
湯田ヨーグルトは、以前常温で作ろうとしたら、うまくいかず傷んでしまいました。だから、『いつかヨーグルトメーカーを買ったら試そう』と決めていたのです。
【ヨーグルトの作り方】
1)牛乳を常温15~25℃に戻す
2)開封した牛乳パックから
(種菌のヨーグルトを入れる分を)少し取り分ける
3)種菌のヨーグルトを入れ、よくまぜて蓋を閉じて、カバーをつける。
4)本体にセットしカバーをかぶせ、40℃ 7時間に設定。
☆【ポイント】牛乳を常温すること!
私はヨーグルトを混ぜてから、『常温に戻す』と気づいたため、しばし放置してからセットしました。

⌛7時間後完成!

中をのぞくと、確かにできてる~!
40℃だからホカホカのヨーグルトです。
少し冷ましてから冷蔵庫へ。
翌日「さあ実食!」

上澄みの部分はぽってりしています。

前日にヨーグルトを作るときに開封したばかりの湯田ヨーグルトと、ビタントニオで作ったヨーグルト(の上澄み)。
味はちょっと違うけれど、どちらも美味しい。
でも、湯田ヨーグルトの方がよりもっちりなめらか。
ビタントニオの方は上澄みのためかなめらかさが少し足りない。
でも、作りたてなので雑味がなくどちらも濃厚なヨーグルトで
ジューシーフルーツ(河内晩柑)との相性は抜群です!
それぞれの美味しさを堪能しました。
そもそも牛乳の種類が違うでしょうから、味が違うのは仕方がない。
これでもっちり感が再現できたら最高です。
出来上がったヨーグルトを水きり

下の方はどろりと水分が多いため、水きり網をセットした容器に入れ、冷蔵庫で水を切りをしました。
ぽってりした、ヨーグルトになるでしょうか。
ビタントニオの取扱説明書によると、
冷蔵庫で6~8時間程度を目安に、水分を落とす。
水きりの時間によって食感が変わるため、お好みで調整をして下さい。
水切り1時間半の状態


1時間半程度水を切った状態では、乳清(ホエイ)がたっぷり出ているのに、まだヨーグルトそのものはゆるい感じ。

一晩おくと水分が抜けて硬めのクリーム状に。
なめらかですが、ズッシリ。
期待していたもっちりより水を抜きすぎてしまったようですが、牛乳が違うから同じにはならないのか。
味は、さっぱりしているのに濃厚ですごく美味しかったです。
ちょっとよくわかりませんが興味深いので、いろいろ試してみたいと思います。
乳清の美味しさにびっくり!

ホエイは「栄養豊富だから捨てないで!」と市販のヨーグルトにも書いてあります。
飲んでみると、市販のヨーグルトの乳清より、爽やかで元気が出るような癖のないお水でした。
酸味もほぼない、栄養のあるお水⁉
意外なくらい美味しかったです。
作ったばかりのヨーグルトの乳清で新鮮だからでしょうか!
これはうれしい驚きでした。
翌日になると酸味を感じ、改めて作りたての美味しさを知ったのでした。
注意事項
ビタントニオ取扱説明書 (p.5)によると
✅温度と時間:40℃で7時間
✅牛乳・豆乳は未開封で新鮮なものを使う。
✅低温殺菌牛乳、加工乳、乳飲料、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳はヨーグルトがうまく固まりません。
✅【⚠注意】
・牛乳は常温にもどしておく。
・牛乳が冷たいとヨーグルトがうまく作れません。
温度について
ヨーグルトも手作り味噌と同じ発酵温度が27℃かと思ったら、ビタントニオの場合はオートメニューで40℃設定されています。
40℃にするのだから予め常温にしなくてもいいのでは?と思いましたが、取扱説明書に注意書きがありました。
牛乳の種類
私は成分無調整の牛乳しか使わないので影響はありません。
妹が「ヨーグルトになりにくい牛乳がある」と言っていたのはこのことかしら?
市販されている無脂肪のヨーグルトは固まりやすくする工夫がされているのかな?
夏も美味しく楽しく腸活
腸内環境のためにはいろいろなヨーグルトがいい
今まではお気に入りのカスピ海ヨーグルト一辺倒でしたが、
今回湯田ヨーグルトも作れることが分かりました。
「これで湯田ヨーグルトも食べ放題だ~!」と喜び、他のヨーグルトでも試してみたいと思っていた時に、6月30日のNHKあさイチで腸活特集を観ました。
6月30日放送 NHKあさイチ<腸活特集>
・いろいろなヨーグルトを食べることをおすすめ。
・腸内細菌も多様性が大切。
・同じものを食べていると、それが好きな腸内細菌ばかりが増える。
腸内細菌がマンネリ化して効果が出なくなる人も。
【専門家のおすすめ】
・3~4パックのものを1日1個
・一番よいのは「スーパーの特売品を買って下さい」。
・ドライフルーツ、食物繊維と合わせるといい。
私は1個よりもう少し食べたいからちょっと多めに。
昔TVで観たのは「自分に合うものを」という話だったと記憶していました。
カスピ海ヨーグルトが私のお腹の調子にはピッタリだったのですが、この機会に色んなヨーグルトで作ってみようかな。
もう一つ大切なのが、
・ヨーグルトは食後にデザートとして食べること。
6月30日NHKあさイチの腸活特集
・胃酸がたくさん出ると菌がダメになる(菌が死んでしまう)ため、食べ物で胃酸を薄めてから食べることをおすすめ。
これは、思い当たります!
朝一番に食べていました。
せっかくの菌がダメになってはもったいない。
これからは軽くご飯を食べてからにしようと思います!
他にも面白い話があったので、またの機会に。
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最後までお読みいただきありがとうございました!